3社連続で“クビ”になったアラフォー女が自分を考察してみるブログ

3社連続で“クビ”になったアラフォー女が1人語りをするブログ。

元記者のクズ女がマスコミの在り方について考察してみる。

こんばんは。転職エージェントと面談に行っただけで仕事が決まった気がしてしまうしょうちゃんです。

先日、ネットで気になる記事を見つけました。

www.j-cast.com

 

この記事なんですけど、元芸能記者の私から言わせてもらうと、

本当、申し訳ありません。

この一言に尽きます。

でも、献花台の前を塞いでしまうのはさすがにモラルに欠けますよ。

せめて場所をもう少し移動しましょうよ

と。

では、どうしてこのような事態になるのか。

記者をしていた立場から考察していきます。

 

  1. とにかく急いで記事を書かなくてはならない

まずこれに尽きます。

新聞社も今ではネット社会。

新聞記者もまずは自社のWebサイトに一報を出すことがまずは求められます。

まず一報を出すことにより、Yahoo!しかり各ニュースサイト、キュレーションサイトに転載され、結果自社サイトのPVにつながります。

まず一報を出して、その後どんどん加筆していけば良いのです。

献花台の前の歩道に座り込んで、記事なり写真を送るのは急いでやらなくてはならないからです。

今回ネタになっているのは、“秋葉原無差別殺傷事件から10年”です。

世間を震撼させた重大事件だったからこそ速報性が求められます。

そのためカフェなんかに入ってゆっくり原稿を書いている暇はなく、

結果的に地べたに座って記事を書くことになってしまうのです。

 

夜中に新宿・花園神社で虫に刺されながら記事を書いた

元タレントの島田紳助さんが2011年8月に突如芸能界を引退しました。

暴力団との交際が報じられた紳助さんは急遽会見を吉本興業本部で開きました。

当時私は別の取材でお台場にいたのですが、

紳助さんが急遽会見を開くというので急いで新宿に向かいました。

会見は確か21時からだったと思います。

そこから1時間以上会見が行われ、その後吉本の担当者の取材もしなくてはなりませんでした。

どうしてかというと、紳助さんのコメントの事実確認やすり合わせなどをしなくてはならないからです。

記者として疑問をそのままにしておくわけにいかないのです。

会見には記者2人以上で来ている媒体がほとんどでしたが、私はたった1人でした。

吉本を出た時点でかなり遅い時間でした。

カフェやファミレスに入ってる時間も惜しいくらいに焦っていた私は、

吉本興業のすぐそばにある花園神社の階段で原稿を書き始めました。

8月だったので夜でもすごく暑くて蚊に刺されまくったことを覚えています。

暗くて怖かったのですが移動する時間すら惜しい。

すぐ前に交番があるから大丈夫だろうと、とにかく一心不乱に原稿を書きました。

なんとか終電で帰れたからよかったのですが、

とにかく急いで記事にしないといけない時は、結果的に外で書いてしまうことも辞さないのです。

 

 2.終わりが見えない取材だからその場を離れられない

 

タレントが登場するイベントの取材の場合は時間や場所が決まっています。

企業のお偉いさんの挨拶

タレントの登場・トークセッション

フォトセッション

↓ 

タレントの囲み取材

 

この流れが一般的で大体1時間〜1時間半くらいで終わります。

タレントの写真集発売イベントなんかだと、お偉いさんの挨拶がないですから、

30分程度で終わることもあります。

ですが、記者には張り込み取材という終わりが見えない取材もあります。

今回も秋葉原の取材に関しても、張り込み取材に近い取材の形と言えます。

要は、取材対象者は特に決められておらず、

撮れ高次第で撤収というぼんやりとした取材なのです。

記者としては、被害者の遺族や友人・知人クラスの方が来てくれたらラッキー。

通りすがりの人がたまたま献花台があったから手を合わせた

レベルでは物足りません。

どんな人が来るかわからないので、記者はその場から離れることができません。

もし離れたタイミングで上に挙げたような方が来て、なおかつ取材に応じてくれたら…。

上司に怒られること間違いなしです。

結果地べたに座り、他社と談笑して時間を潰すしか無くなってしまうのです。

 

私もこういう張り込み取材は何度も経験しました。

その場にいることが仕事なのですから、やはり他社の記者と談笑して時間を潰すしかやることがなくなってしまいます。

 

この記事には献花台のそばに記者が座り込んでいたり、

お花の前に脚立を置いている写真が公開されています。

これでは純粋に慰霊の気持ちでこの場所を訪れた方々が気を悪くしても当然です。

そして手を合わせているところを写真に撮られます。

きっと許可なんて取ってないと思います。

「早く記事にしなくちゃ」

「いい写真を撮らなくちゃ」

という命題で記者は動いてますから、きっとこの時も周りは見えてなかったと思います。

記者も周りから見られていることに自覚を持ち、節度ある行動が求められます。

今回の場合は、突発的に起こった事件・事故ではありません。

あらかじめ地元の商店街や警察に相談をして、取材スペースを確保しておけばよかったのではないかと思います。

(あくまでも私個人の考えであり、難しいかもしれません)